提案要素技術
2017.11.29

リビング|可動式水平幕

 可動式水平幕とは、鉄骨の躯体に沿って水平に張られる遮熱ミラーレス生地のロールスクリーンのことです。大開口による日中の過度な照度や大きな吹き抜けによる空調領域の増大といったデメリットを緩和させる装置として機能します。また、2階居室を使用しない場合に空調領域の気積を縮小させることで、床下チャンバー空調による居住域を重視した空調のさらなる負荷削減の効果も期待できます。

 可動式水平幕の利用による室内環境への影響の把握のため、流体解析ソフトFlow Designerを用いてシミュレーション解析を行い上下温度分布を検証しました。床から1.1mと4.0mの地点の上下温度分布の結果を比較すると、可動式水平幕なしの場合は上下温度差2.3℃、可動式水平幕ありの場合は0.5℃となった。可動式水平幕の利用により、暖房の立ち上がりが早くなり、温度分布が均一になったことから、暖房効率および快適性の向上の効果があると考えられます。