建築計画
2017.11.30

第5章 -わたしと家の約80年のものがたり-

2025年 ZEHとわたしのまちの日常

 両親は住んでいた都内の家を売却し、うちの近所のアパートを探し引っ越してきた。母は歳をとると、狭い部屋の方が居心地がいいのよと変なことを口走っていたが、要するに孫に会いたい気持ちが抑えられなくなったのだろう。

 母を介して祖母の古い知り合いともつながりを持つようになった。幼少期の記憶を巡るような話を聞く機会も増え、それが同じ場所で育っていく自分の子供の姿とも重なり、この場所と家への愛着が一層強いものになったと思う。